油冷バンディットは諦め、バンディット1250S試乗

バンディット1200Sですが、中古もそこそこタマがあり値段もお手頃と、惹かれかけてはいたのですが
・既に絶版車な為どこのレンタル屋でも置いてない
・油冷なので振動も熱もけっこうある
・赤色が無い
そして何より
・初期型には燃料コックが付いていたが、後期型からは省かれている!
これはかなり重要な弱点。私はそう頻繁にはバイクには乗らず(良くて週一回)、その為乗ったら毎回止める前にガソリンコックをオフにしてしばらく走って
キャブ内のガソリンを空にするようにしています(キャブ内残留ガソリンが変質すると、エンジンがかからなくなり、押しがけでも駄目ならキャブのネジを緩めてガソリン捨てないとならず面倒)
コックが無いとそれが出来ない!
もっと調べていくとスズキ車はコック付きでも負圧コックを採用しているので、そもそもガソリンOFFが無い→通常整備でタンク外す際は、エンジンがかかってないと圧力でガソリンが滴下しないので無問題
そういう車種でそれでもキャブからガソリンを抜きたい場合は、タンクからキャブにいってるケーブルを抜くしかない
→その状態で次回エンジンをかけようとする→エンジンがかからないとキャブにガソリンが流れない仕様→セルを10秒くらい回せば流れるかも→バッテリーが弱まったら毎回押しがけの恐怖??
今乗ってる250でも押しがけは骨の折れる作業なのに、1200CCのバイクで押しがけ?
勘 弁 し て く だ さ い

キャブ内のガソリンが劣化しないよう頻繁に乗ってればいいんでしょうけども、そうも行かない事情
なので残念ながらこの一点でバンディット1200Sは諦める事に
振動とか一旦乗らないと判らない事もあるし(高速走行での状況も知りたいし。ZR-7Sみたいに高速走行で振動が発生する場合もある)

以上の前置き後、本日水冷バンディット1250Sに試乗してみました

・まず第一印象として「400CC?」 とてもCB1300やら隼やらと同じクラスの車種には見えない
でも自分としてはあんまりデカイのは求めてないので、これはプラス点
・またがった感じもスリム。教習車のCB750の時みたいながに股感も無い
・足つきは自分には若干高いかな?両足だとつま先レベルで、片足でもべったりとは行かない。高速の料金ゲートなどで左足から右足に変えて車体を傾ける場合は尻をちょっとずらす必用がある
シート高さは2段階に調節することが出来るそうですが、ネジ外したりな必用があるため、レンタルバイクでは行えませんでした(HIかLOかどっちになってるかも不明)
・言われてるとおりにクラッチは重い。走ってる時はそんなに気にならないんですが、渋滞なんかで頻繁にクラッチ切って停止しないといけない場合はかなり辛い
・ハンドルもちょっと遠いかな
・走りは快適の一言。3500〜4000回転でするする加速していって巡行ならこれで充分振動も皆無。エンジンからの熱もじんわりあったかいかなレベル
・しかしちょいとアクセルをひねると、1250CCエンジンパワーで猛加速。しかし振動はこれでもたいしたことなく、メットにかかる風圧でようやく速度を体感できるくらい
・シート下収納は無いに等しい。書類と車載工具とETC入れたらもういっぱい
・現行には無いが赤色がある
・油冷よりも重い車両重量250Kgオーバー。平地を押す分にはまあ良くても、スロープを押してあがるとなるとやはり重い

という訳で、今までで一番の好印象。これくらいならゼルとトレードオフでもいいかなと思えるくらい
(収納に関しては車体が大きくなる分、大きめのケースが付けられるし)
クラッチに関してはここによると隼のクラッチマスターと交換すると軽くなるとのこと
というかここのBlogの人はまるで半年先を行ってる自分のような。去年の冬に大型取って春にバンディット(赤!)買って、その後クラッチ変えたりケースつけたりと
クラッチマスターはためしにヤフオクで探したら隼用のが格安で売ってたり
これは…ちょっと赤バンディット探しに本腰を入れるか?
(これまたこの人と同じに超有名チェーン店で探してもらうとか)